カカオづくりは地域づくり チョコづくりは人づくり

オキナワカカオの取組、そして当社はあっという間に4年目に突入。新元号「令和」を発表。新たな地域社会づくりの時代にしたい。

 

カカオを地域の産業にすることを目指し始めた2016年。

植物は時間とともに成長する、カカオも環境が整えば沖縄で根付き、実をつける。

その手法とプロセス、結果を導き出し、公開することで、栽培者と面積を増やし、沖縄ならでは、生産者毎の志向溢れるカカオという生産物ができる。

カカオは主にチョコレートの原料となる。沖縄生産を考えると、一般的な取引価格は低く、栽培して売る、という原材料出荷としての事業化は難しい。そこで、沖縄のカカオブランドづくりを行うことで、持続可能な価格での取引をできるよう、価値を高めていく必要がある。

そのために、自社でチョコレートづくりを行い、カカオ栽培から原材料の現地調達、チョコレート製造、販売まで、企画から一貫して手がけることで、自らカカオの価値を決め、商品を直接お客様に評価してもらう仕組みをつくりたい。

「OKINAWA CACAO オキナワカカオ」という名前は、沖縄のカカオ、沖縄のチョコレートの価値をつくっていくブランドであり、取組であり、象徴です。

チョコレートパッケージ

現在、沖縄の地域食材と海外産カカオマメを使い、沖縄の地域食材と組み合わせたチョコレートを作っています。カラキ(沖縄シナモン)、シークヮーサーなど地域特産品を作る生産者の畑、栽培のこだわり、人柄は素晴らしく、それをチョコレートとして如何に表現できるか、シンプルで正直なものづくりを大切にしています。

 

この取組に、どれだけの人が関わっていけるのか、知見を得て、経験値を上げていくことができるのか。

つくりあげるプロセスを大切にし、当社のカカオ、チョコレートではなく、私たちが育んだカカオ、チョコレート、と言ってもらえること、それが目指していく世界観。

特に沖縄本島北部・やんばる発の特産に、ここから始まったという誇りを持つものにしていきたい。

 

地域づくりには、その魅力、価値を自分たちが認識する「誇り」が大切だと思う。

日々の当たり前の生活、奏でる音楽、宴、周囲の環境そのものに、本物の価値がある。無意識に感じていることに、どれだけ誇りを持てるのか。生活する人、移住する人、内外から関わる人などとの話し合い、語り合い、情報のインプットアウトプットを通して、この誇りを醸成しているのだろう。やんばるには、この地域が好き、という住民が本当に多いと思う。

集落の打ち合せの一コマ。自然と三線の演奏会が始まる

 

自然が豊かだから。文化があるから。人が優しいから。一つではない、いろいろな背景がある。

それは、こだわりを持っていきている人の数につながる。手仕事を極める人、自然と調和した宿やカフェを営む人、魅力を伝え観光に携わる人、豊かな土地を背景に農業に携わる人、地域に根付くお店、地域づくりや運営を担う人など。一人一役ではなく、多数の役割を兼ねる。だから人間関係も密になり、お互いを知り、背景を知り、助け合う。というより、お互いの存在が面白くて貴重だと認め合うのだろう。

 

改めて私は、カカオを通して地域づくりに取組むことに面白さを感じている。

カカオがこの地域の一つの魅力になる。それはカカオがあることで人の交流が起こり、この地に見に来る、ここでつくったチョコレートを食べに来る。

そんな直接的なことから、カカオ栽培をしたい、とかチョコレートを作りたい、とか私が栽培している生産物をチョコレートにしてほしい、など、カカオやチョコレートという仕事に従事する人が出てくるまで、人生の中でやんばるにどう関わってもらうのか、そんな交流を生み出していくことを目指している。

 

しかし何より大切にしたいのは、やんばるに住む方々が、オキナワカカオがあることで喜んでもらうこと。

私たちのカカオ、私たちのチョコレートと感じ、そこから生まれる会話や交流、豊かさを生活の中で感じてもらうこと。

地域の産業づくりとは、仕事や雇用を生み出すことだけではなく、如何に笑顔と幸せ、豊かさにつなげていけるかどうか。

嗜好品として、栄養価が高く健康に良い大人が喜ぶカカオ・チョコレート、というだけではなく、そこに住む赤ちゃんや子供達の成長に寄与する、人生の豊かさを感じるカカオ・チョコレートにしていきたい。

人が喜ぶカカオ、チョコレートであり、面白い取り組みが大切です。

それはオキナワカカオを通して生まれる交流、カカオ研究者やチョコレートづくりのプロ、生産者、食べる職人、流通やマーケティング、お客様やファンなど、一家言を持つ人たちとのごちゃごちゃゴニョゴニョした関係を続けるプロセスの中で、つくっていけると信じている。

 

良くも悪くも、私の思いで始めた取組である。

その自分というものをどれだけ乗り越えていけるのか、自分という枠を大きく超えて、共につくる状態にできるのか。

それがこれからも続く、自分の、オキナワカカオのチャレンジである。

 

私たちのオキナワカカオへ

 

ぜひこれからも、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いします。

今年はどれだけの花をつけ、実をつけてくれるのか。その成長が楽しみなカカオ

2 thoughts on “カカオづくりは地域づくり チョコづくりは人づくり”

  1. 兵庫県加古川市で、コーヒー焙煎塾兼カフェ
    ☕510cafe☕ をしています。
    私の焙りたてコーヒーに合う チョコレートを作りたて 手焙煎でカカオ焙煎から最近ですが始めています。
    まだ 完成はしていないのですが。

    沖縄の 花野果コーヒー農園には ちょこちょこ行ってまして、そこでも 私の使用してる 手焙煎器「いりたて名人」が使われるようになりました。

    農園に行く事で、私の中の夢が無限大に広がっています。

    沖縄の文化 沖縄のブランドとして 広がっていく カカオ農園、コーヒー農園
    沖縄チョコレート、沖縄コーヒー
    の魅力に私の夢としても広がっています。

    沖縄には、ちょこちょこ行ってますので、また 沖縄カカオ農園にも 行ってみたいので よろしくお願いいたします。

    沖縄のチョコレートとコーヒーが 兵庫県でも 広まっていくために、510Cafe で販売も出来たらと思っています。

    1. コメントありがとうございます。
      沖縄のコーヒー、盛り上がりを見せていますよね。生産者と焙煎する人と楽しむ人とが一体になっているのがいいですね。
      カカオ栽培、そして実をつけるまではもう少しかかりますが、沖縄のチョコレート、地域資源との相性など、今できることを積み重ねて、美味しくて嬉しいものづくりをやってまいります。
      沖縄へ来ることがあればやんばる・大宜味までもお越しくださいね。
      チョコレートの取り扱いも、ぜひご検討いただければ幸いです。

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