地域づくりについて-1 心と行動の活性度を高めること

日本MICE協会の船津さん・大江さん、スノーピーク社の後藤健市さんなどをやんばるへお招きし、地域づくりについて、やんばるのこれからについて、7月末に勉強会を行いました。

勉強会という名の、膝を付け合わせて本音を語り合う場

「やんばる」という自然豊かなフィールドで取組むオキナワカカオは、地域の活性化と環境保全の両立無くしては事業の成功はあり得ないと考えています。目指すのは豊かな地域づくりであり、それは次の世代へ引き継ぐことのできる地域社会に向けてどんな行動を積み重ねていけるのか、という日々の問いです。

集落のすぐ裏に連なる山々は国立公園に指定され、世界自然遺産候補地でもあります。そのやんばるの山や森は希少生物の宝庫であり、生き物の身近さをすぐに感じることのできる場所です。鳥のさえずりで目を覚まし、ホタルが飛び交い、イシカワガエルなど天然記念物とも遭遇する林道。昔からずっと変わらず、人間の生活とこの自然は密着して生きてきたからこそ、自然の豊かさが今現在でもすぐそこにあり続けています。

それほど自然は豊かで魅力ある地域なのですが、お金という指標では沖縄県内でも後ろの方。だからといって生活が苦しいかというと、そうではない(と思う)。

世界自然遺産登録が近づき、オーバーユース(過剰利用)の懸念や受け入れ態勢不備など不安な面も多く、どうしたら質の良い受け入れができるのか、が大きな課題と考えている。

質の良い受け入れとは、「誰でもいいからたくさん人が来て欲しい」というのではなく、受け入れ側も、来る人たちも、やんばるという地域をよく理解し、この地域の文化や生活、環境を保全しながら、お互いにとってよかった、楽しかった、また来たい、来て欲しいと言える質の高い関係づくりだと思っています。

沖縄は年間1000万人の観光客が来ているのですが、オーバーユースを始め、地域が消費されているように感じています。楽しむのは良いことですが、その地には歴史も文化も生活もあり、どう尊重できるのか、してもらえるコミュニケーションを取れるのか、仕組みやかたちを作れるのか、喫緊のテーマです。

そんないろいろな背景があり、この魅力溢れるやんばるをどう打ち出していくのか、そもそもやんばるという地域はどこを目指したいのか、そんな話し合い語り合いをしたく、この勉強会を企画しました。

やんばるってこうだよね。

ここに住む私たちも、訪れる方々も、同じような認識を持ってもらえる、質の高い地域を目指して。

野遊びの達人 後藤健市さん

日本MICE協会の船津さんがやんばるへ連れてきた方、後藤健市さん。地域の現場を周り、その可能性を信じてやまない方。話を聞くとやる気しか出ない。

信頼をベースにした仲間づくり、つながりと連携が大切

大宜味村、東村、国頭村がやんばる3村と呼ばれる。それぞれの地域性もあり、行政レベルでの連携はあまりない?!と言われている。自分たちでも、そう思っている。個人的なつながりは多いのですが。

これからのやんばる、次の世代が中心となってつくっていくやんばるは、「ひらいてつながる」ことが大切。どこの組織に属しているのではなく、想いに共感して一緒に行動していく関係をつくることですね。これには参加者の多くも心打たれました。私も、もちろん!

市民の誇りが地域活性の源泉、それは小さな挑戦の積み重ねから生まれる

小さな石を水面に投げ続けると、波紋が広がり重なり大きくなるように、行動の積み重ねは人に大きな影響を与える。オキナワカカオという先例のないものへ取組む私にとって、とっても勇気となった言葉。

大切にしたいのは、質です。

人が来る量ではなく、質です。質をいかに高めることができるのか。目指す場所をつくることができるのか。目指す場所は、そこにしかない貴重な観光資源ではなく、おもてなしの心だったり、何気ない交流だったり、地域の人にとっては当たり前の景色だったりする。今からできる小さな積み重ねが、質を高める。それが、グローバル(誰にでも伝わる)バリューとなり、地域にとってのS級コンテンツ・作品となる。

わざわざ目指す場所をつくり、そのついでに他の場所も巡る。この動線づくりを大切にしよう。

素晴らしい地域資源が眠る。そのもったいない資源を見つけるには。。。

ではその価値・可能性を引き出すためには何が必要なのか。それは素直な心と行動だという。人の意見を聞く心、自らまず動く行動。人に依存しないこと。やって見せて見本を示し続けること。信頼づくりにもつながりますね。

イキバリ!

行き当たりバッチリ!事業計画を立てて、下準備をして、話を通して・・・そうやって順序立ててやるのではなく、あれやったら面白い!よしやろう!おっ手伝うよ!うまくいった!なんとかなった!そんな行き当たりバッチリ感が大切。それは地域現場だからできること。外から客観的に見ていてはわからない。現場にいるからこそわかる価値・魅力・人の反応などの熱量、それらを感じている人からのアイディアと行動が大切ですよ。

私の場合、現場とはやんばるであり、畑であり、お店であり、お客様のいるところである。その現場で感じることを信じてやり続けているかどうか、そんなことなんだと思いました。

現場にいる人が、「これは面白い!」と思って興奮しながらやっていると、周りの人を巻き込んでいきますよね。行き当たりバッチリとは、人の行動の熱量なのだと思う。熱を込められるかどうか、やりがいを持てるかどうか。現場の気持ちをそのまま表現して地域づくりをしたいな。

心と行動の活性度を高めること。その視点を意識していこう。学び多いこのやんばる勉強会。記事も長くなったので、その2に続きます。

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