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OKINAWA CACAOのバレンタイン2023の心意気

チョコレートものづくり

年が明け、人息つく間もなくチョコレート屋さんにとって一年で最もちむどんどん(興奮)する「バレンタイン」シーズンに突入しました。
今年も大阪・阪急うめだのチョコレート博覧会
東京・松屋銀座のバレンタインワールドに出店いたします。

百貨店のバレンタイン催事に出店するようになって3年目、スタートは2020年秋に、松屋銀座のバイヤーさんから、
「私たちがOKINAWA CACAOにできる応援は、バレンタイン催事に出店してもらうことです。」
という言葉とともに本当にありがたい機会をいただき、2021年のバレンタイン催事に大きな挑戦として出店いたしました。

毎年バレンタイン向けに新商品や限定商品を開発して、販売に臨むというスタイルとなりました。
私にとっても、当社のスタッフにとっても、自分達の一年間の取り組みをお客様に伝え、ファンづくりの機会となります。
すでに大阪・阪急うめだでは催事がスタートしており、大いに盛り上がりを見せています。

関西出身の当店店長、美咲さんは催事立ち上げをして沖縄に戻って開口一番、
「喋らない時間は一切ないので、二日で喉が潰れました!」
と笑顔で話してくれました。
それだけ全力でやってくれたのだと、心の中で涙しました。いつも本当にありがとう。


知人(左)が阪急うめだの売り場を訪ねてくれました!阪急うめだの催事を盛り上げる美咲店長(右)

そんなバレンタイン時期、沖縄・やんばるの工房は製造をやってもやっても追いつかない!
この努力が功を奏するのか、販売現場次第です。製造も販売も、やるという決意を持って臨んでいます。
そしてできたもの、心を込めてやってきたことを伝えるのみ!!

3年目ともなると、どういったものがお客さまの興味を引くのか、少しずつ理解し、自分達の方向性も定まってきます。
同時に、当社としては何を伝えたいのか、お客さまの心を掴む、地域の魅力が詰まった商品は何にするのか、決めていきます。

当社は創業より、地域の魅力をチョコレートを通して伝えるということを信念にしてやってきました。

見た目が美しいキラキラ輝くチョコレートではなく、素材感あふれる、素材の美味しさと力強さ、機能美を追求して作っています。

スイカとカカオマスだけで作る「今帰仁スイカのチョコレート

地域が生み出す農産物、素材の魅力をチョコレートで表現し、伝えていくことが私たちの役割です。
オンラインストアにて、全国へ発送しております。どうぞご覧くださいね。

沖縄県産・自社栽培カカオのチョコレート


そして、とうとう沖縄産カカオで作るチョコレートを作りました。
2022年11月収穫・発酵のカカオから作ったチョコレート。
1月22日に製造、他のチョコレートを作るのと同じように、カカオマスを作り、砂糖を入れ、テンパリングをとり、モールドに流し込み、出来上がったキャレと呼ばれる小さいサイズの板チョコ。
チョコとして美味しいかどうかはわかりません。しかし、これまでの挑戦が積み重なって生まれた一枚には間違いありません。

作りながら、ふと7年前事業スタートの頃を思い出し、自分達で種を撒き、育てたカカオでチョコレートを作ることができた、長いようであっという間、だけどもう繰り返すことのできない貴重な経験をしてきたのだと、じんわり。

多くの方に支えていただき、特にスタッフの美咲店長、真乃ちゃん、そして家族の存在。全ての方がいて関わってくれた時間の積み重ねで生まれたのだと、ありがたいです。

このチョコレートで完成ではなく、ここからが沖縄県産カカオのチョコレート製造の始まり。
収穫のたびに発酵、製造を繰り返し、改善を重ねていく道のりとなります。

今回製造したチョコレートは販売はしませんが、お世話になった方へまずは報告としてお渡しできたらと思います。当社からのバレンタインチョコレートです。

また、一昨年のクラウドファンディングで応援いただいたリターンとして送れるよう、今シーズンの収穫と発酵を丁寧に行います。リターン発送はもう少しお待ちくださいね。

私は1/24-30まで阪急うめだで販売員として、
2/1-14は松屋銀座にて元気にOKINAWA CACAOのご紹介をしています。

ぜひ現地でお会いできることを楽しみにしています!

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