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今帰仁スイカの情熱

チョコレート沖縄の食材生産地紹介

沖縄・今帰仁村はスイカの名産地。
30年ほど前からスイカ栽培が始まったそうです。
ビニールハウス内で育てるスイカは3ヶ月ほどで収穫ができ、年中スイカを楽しむことができます。
結実してから30日ほどで収穫となるスイカ。
もちろん栽培時期によって実りも異なります。
通常30日程度で収穫のものが、気温が下がる冬場は40日ほど時間がかかります。
最も美味しい旬は、3月-5月の収穫時期だとか。
ちょうど気温も上がり、成長速度も適度で十分甘味がのってくるのがこの時期。

当店でも加工の際に味見をするのですが、格段に美味しくなった!とわかるタイミングでもあります。

もちろん、普段から十分美味しく、糖度は11度程度、みずみずしさと甘みのバランスの取れたものなのですが。
旬の美味しさは、それはそれは絶品です。

当店では、今帰仁スイカを育てる山城農園二代目、山城裕亮さんのスイカを仕入れています。
今帰仁村でスイカ栽培をスタートさせた親の背中を見て育ち、県外の学校に通い、仕事もしていたのですが、今帰仁村の知名度の低さに驚いたと、当時を振り返っておっしゃっていました。

同じ今帰仁村の古宇利島は、古宇利島としてメディアにもよく出るのですが、今帰仁の名前は出ない。
自分が育ち、誇りに思っていた今帰仁村を、もっと多くの方に知ってもらいたい。
それが今帰仁スイカの栽培に関わる思いだったそうです。

親が今帰仁スイカを育てることで自分は育ち、学び、大きくなった。
自分自身を育ててくれた今帰仁村、そしてスイカをもっともっと知ってもらいたい!
良いスイカが生まれると、今帰仁村はもっとよくなる。

地元愛、スイカ愛に溢れる山城さんの育てるスイカ。
こんな思いを知ると、糖度が一度上がりそうです!笑

当店では、山城さんが情熱を持って育てる今帰仁スイカをドライフルーツにして、チョコレートと合わせて商品にしています。
スイカってドライフルーツにできるの?
よく聞かれますが、やればできるのです!
もちろん美味しく、品質高く作るために、日々研鑽と改善を繰り返して、今のかたちとなっています。

水分が抜け、凝縮されたスイカはとても甘く、スイカのお砂糖を食べている感じです。
驚くほど美味しく、ねっとりした食感はついつい手が止まらなくなり、ハマります。

種無しスイカ、普通に種のあるスイカ、主に二種類のスイカを仕入れていますが、どちらも美味しい。
みずみずしいのは種無しスイカ、甘みが強いのが種ありスイカ、ドライスイカにすると種も乾燥してパリパリと美味しいクランチ食感になり、それはそれで美味しいのです。

この美味しいドライスイカと合わせるのは、ウガンダ産カカオで作る「カカオマス」。
カカオ100%の甘くないチョコレート。
口に入れるとチョコレートのほろ苦さと香りが最初に来ますが、スイカと一緒に食べて噛めば噛むほどスイカの甘さが広がり、チョコとスイカのハーモニーが口の中で広がります。

そのまま食べるのも美味しいのですが、やはりお酒のおつまみにすると素晴らしいアテになります。

そしてより美味しく食べるポイントですが、製造したてより、チョコとドライスイカが馴染んでくる製造後1-2ヶ月のものはより美味しく感じます。
甘くないチョコにスイカの味が少し移り、食べやすく味わいも深くなる。

これを熟成と呼ぶのか、わかりませんが、是非購入したらすぐ食べずに賞味期限1-2ヶ月前まで待っていただき、そこから召し上がってみてはいかがでしょうか?

今帰仁村をもっと人に伝えたい、その情熱と共に作る山城さんのスイカ。
スイカのチョコレートを一口食べれば、今帰仁村の風景を思い浮かべることができる。

是非沖縄・やんばるへ、そして今帰仁村へも足を運んでくださいね。
今帰仁村は名護から20分程度、当店から30分ほどの場所にありますよ。

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