blog

ウガンダ滞在記#5 買い付け

インターンシップカカオ栽培カカオ発酵

こんにちは!店長の美咲です。

今回から、しばらくカカオの加工についてです!
カカオの加工は、買い付け→発酵→乾燥→出荷という流れで、買い付けから始まります。
先日、カカオの買い付けに一緒に行ったので、今回は、その流れと様子をお届けします!

買い付けでは、トラックに乗って、契約農家さんのところを1件ずつ回り、カカオを購入します。
契約農家さんには、カカオポッドの割り方やソーティングの仕方を指導していて、
指定した方法でできている農家さんからカカオを買い付けしていきます。
Farm of Africaさんは、農家さんに対して、カカオポッドを割るときは、
なたではなく、木を使うか、カカオ同士でたたくように指導しています。
理由としては、なたによるケガのないようにするため、
カカオの種に傷をつけないようにするためです。
カカオの種に傷が入ると、そこから菌が繁殖する可能性があります。
チョコレートにする場合は、焙煎するので、そこまで問題にはなりませんが、
Farm of Africaさんは、ロー(生)カカオの販売も行っているため、
細菌の発生には細心の注意を払っています。

シナモンの木を使ってカカオポッドを割る

カカオ購入時は、買い付けのメンバーでソーティング(選別)作業をします。
ソーティングでは、プラセンタと呼ばれるポッド内の中心の部分が入っていないか、
傷のあるカカオ豆はないか、未熟なカカオがないか、異物がないか、糖度は十分か、
といったことを確認しながら、選別していきます。
ソーティングが終わると、サックに移して、計量です。
カカオのパルプジュースはどんどん流れていく!
計量したら、その場で支払いをして、次々と農家さんを回ります。

ソーティングの様子

買い付けの頻度は、10日~2週間に1度。
買い付けチームは前日に農家さんを回り、買い付けがスムーズに進むように
準備を進めてもらいます。だいたいの農家さんは、前日に収穫して、
朝からポッドを開け始めるみたいです。
1日で20-30件ほどの農家さんを回りながら、その都度カカオ豆を購入していきます。
朝8時から始まり、帰ってきたのは夜12時を過ぎた頃。
前日からモニタリングに行っていても、天候などもあり、
まだポッドが一つも開いていないなんてことも。
遅くなっても買い付けはその日のうちに終わらせないと、
発酵がどんどん進んでしまうので、
その都度、ポッドを開けるのを手伝ったりと、買い付けやカカオ加工の難しさを感じました。
それと同時にポッドを開けるのは、結構な力が必要で、
手伝いながら、農家さんの大変さも感じました。

大量のポッドが1つもあいてなくて、買い付けチームのため息が聞こえた時(笑)

そんな中でも、終わるまでみんな明るく元気にやっているので、
私もとても元気がもらえます♪
道中でもトラブルが頻発しますが、それも楽しいです。

契約農家さんと

この次にカカオの発酵の工程に移っていきます。

top
bnr_onlinestore