原材料が値上がりしている。 カカオの値段もどんどん上がっていく。 物価高、燃料費高、インフレで生活が大変だから給料を上げろと政治と行政は指示を出す。 それが良い経済の循環を生み出すと生み出すとばかりに。 原材料費が上がり、人件費も上がるから、商品代も上げる必要に迫られる。 日本はこの30年、給料が上がらない、物価も上がらない、世界から離され、逆転された。 失われた30年、そう言われてきた。 しかしその間、企業は技を磨き力を蓄え、世界に誇る会社はいくつもある。 美味しいチョコレートも、食も、世界に誇るものがある。 安心安全の生活インフラもある。 日本は自分たちを安く見過ぎていないだろうか？ 海外と比べたら給料が低い。生産性が低い。 海外に比べたら日本人は幸福度が低い。 本当にそれだけだろうか？ 他人との比較からでは、自分自身の幸せは掴めない。 物価高は円安やウクライナなどの影響が大きい。 ウクライナはアメリカ追随、日本の思考停止状態。昔から変わらない。 円安は変われない日本そのもの。 目的を持って、勇気を出して決断すれば、それらに対して対処する機会は何度もあったはず。 それをやらない政治と行政、怠慢の結果を国民が被る。 同時に私たち国民の覚悟も問われる。 世界の潮流にのらないと日本は生きていけないと考えているのだろうか？ 政治と行政がそう考えているだけ、民間はいつでもタフだ。 どんなことがあっても生き延びる。そのために全力で努力をする。 汗も流すし、涙を流しながら、血も滲ませながら、必死に生きていく。 手と手を取り合って助け合って、苦しくても笑顔で前を向く。 円安は日本の価値の安売りに他ならない。 同じ商品を作っても、円安だと海外からは安くなる。 不動産などは買い漁られているだろう。 円安は燃料費や食糧費を高くし、国民を苦しめ外国を有利にする。 きっと、この自然豊かなやんばるの地域でも、いろいろあるだろう。 この状況に対して、粛々と自分たちのできることをやり、どうにかして世の中を変えていく、次世代に誇れる社会に向けて、全力で行動していく。言葉もあげていく。 それが私の務めだ。覚悟を持って臨む、これからも。