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設立二年 今日を生きる

カカオ栽培

2018年3月28日。

株式会社ローカルランドスケープを設立して丸2年となりました。

持続可能な地域づくりに貢献したい。

そのためにまず沖縄で、カカオ栽培を通じて地域の仕事を生み出していきたい。

この想い一つで始めた会社。

二年目はどう売上をあげれば良いのか、思い巡らし手段をつくる時間だった。

売上=感謝値、お客様に価値を届け、感謝が数値化されたもの。では私はどんな価値を提供しているのか。自問自答を繰り返したけど、やっぱり、

「沖縄でカカオができたら面白い。地域の食と職をつなげ、ここにしかできないものづくりことづくり仕事づくりができる」

という、ここでしかできない=ここだからこそできるものをつくっていくことなんだと思っている。

それがやりたいことだ。地域という狭く限られた空間から、とてつもなくエッジの効いた取組を世界に発信する。地域と世界が直接つながり、人もモノも情報も往来する、最先端の田舎づくり。

苗の様子を見る。一苗ずつ、個性がある。

 

沖縄でのカカオ栽培という、国内での事例がほとんどなく、それは一見無謀とも言える取組ですが、できたら面白い!その想い一つで栽培している。でも、できたらすごいよね。栽培適地を超えた場所だし、国内でのカカオ経済栽培って、ほとんど誰も!?実現していないでしょう。

誰も挑戦していない取組だからこそ、今までのやり方ではできない。突拍子もないやり方ではなく、自分らしいやり方を、自分らしくつくっていく。それが事業として継続する大切なポイントだと信じて。

冬を越し葉は全部落ちたが、新芽を芽吹きつつあるカカオ。どこにあるか見えないよね。

 

結局私は何者なんだ。何屋なんだと問うことがある。何のプロフェッショナルなんだと。

カカオの専門家?地域の専門家?食の専門家?いやいや私は、地域の生活者でありたい。地域でどう楽しみ幸せに働き生きていくのか、それを追求する人。わかりにくいかね。

プロフェッショナルかどうか、それは他人が評価すること。自分自身で名乗る必要はない。だから、私はしっかりと生きる、仕事をする、生活者でありたい。

それをするために、地域のことをもっと知りたい、人も、自然も、食も、文化も、歴史も、その魅力を仕事に変えていく力も。

地域と、友達と、家族と、いろいろな人と自然と調和して一緒に生きていく、というのがなりたい姿なのかな。

仲間が来てくれると自然と笑みがこぼれる。勝又さんは仙台から。

 

地域の魅力を見出し、わかりやすい形にし、人に伝え、喜ぶ人をつくっていく。それを丁寧にやり続けていきたい。

そうすれば、沖縄本島北部の過疎と高齢化が進む地域でも、ここに来たい、ここと関わりたいという人が増えていくだろう。

 

来年には最初の収穫ができるのではないか。今年は花を咲かせることができるかな。そんなことを日々思いながら、畑に行き、チョコレートを作り、沖縄の生産者と食材を発掘し、人と会い、オキナワカカオの面白さを熱狂的に語り、夜は集落で語り合う。

この日常が現実。嬉しいことも、うまくいかなくて悩むことも、至らないことが多く悔しい時も、疲れてもやる気が出る時も、いろいろなことがあるのが人生。右肩上がりでも右肩下がりでも、常に明日は今日より良いと信じ、今この瞬間を大切に生きる。

そう、しっかりと生きる、しっかりと仕事をする、しっかりと思いを語る、何より、仲間とともに、自分の心をひらいて動き続ける。

 

3期目は、これまでの人生を積み重ねた自分と、支えてくれる素晴らしい仲間たちと、カカオの可能性を信じ、己の枠を外し駆け抜けていきます。

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