沖縄の食材
ここ最近、特にプラスチックによる環境汚染がニュースとなっている。やんばるでのウミガメがビニールを詰まらせて打ち上げられていたり・・・と、とても身近だ。
カカオを栽培し、お店を営業する。農業資材にしても、店舗でのテイクアウトのカップにしても、素材はビニール・プラスチック、石油由来。適切に処分されていればいいが、事業者としては使用量をどう減らすことができるのか、同時に減らしながらお客様へ代替価値提案をしていきたい。こっちの方がいいよね!って。
まずできることは何なのか。それを理解するために、今どんなところにプラスチックを使っているのかを把握。
店舗では以下の二つくらい。
・持ち帰り用のカップ、ストロー
・手提げのビニール袋
ビニール袋は紙袋に変更できる。カップは冷たいものを入れるときは致し方ないのかな。ストローは紙や木材、麦ストローなどあるので、そういったものへ変えられるかもね。
国頭村の事業者が木のストローを取り扱っており、早速サンプルをいただきました。本当に素敵。お値段も素敵。笑
新たな素材での製品化案もあるようで、とても楽しみ。サンプルできたら、お店で試したい!
オンライン販売でチョコレートを発送するときに使う緩衝材。プチプチのクッションを使っていましたが、これはカンナ屑に変えられるのではないか!と思いつき、早速やんばる木材とカンナ屑を探してみました。心当たりありそうな方々へ問い合わせ、見つけました!素敵な木工屋さん。
早速、定期購入便のお客様へ、このカンナ屑を使用してチョコレートを発送しました。
大変香りもよく、防虫、防腐も期待できる。チョコレートは密封されているので、香りがうつる心配もないかな。手元に届き、箱を開けたときに広がる香りも楽しんでもらいたい。
届いたカンナ屑はゴミとして出すのではなく、ネットに包んでお風呂に入れたり、土壌に混ぜたり。有効活用してほしい。やんばるの豊かさを伝えたいという思いを込めて。
チョコレートをオンラインで注文いただくと、今後この県産材の緩衝材となります。ぜひ沖縄のチョコレートをお楽しみくださいね!
https://okinawacacao.stores.jp/
沖縄 山原(やんばる)の素材を活かすのは、食材だけでなくあらゆる資源を地域の魅力にしたい。そんな思いです。
自然との境界・接点に住むやんばるの人たち。私たちの住む集落は守りたい自然との緩衝帯。国立公園に指定され、世界自然遺産登録候補地である。そこで生きる人たちのライフスタイル、使っている生活用具、食べもの、生み出す商品などが、自然を守ることへつながっていく。自然の豊かさ、食や文化の豊かさ。商品の独自性やその豊かさが、経済的豊かさをどう生み出していけるのか。経済的豊かさというより、自立へとつながっていくのか。
脱プラスチックというキーワードは、地域資源をいかに価値あるものとして活用できるのか、そのアイディアと地域を深掘りすることへのきっかけともなる。