カカオ栽培 代表ブログ
カカオ栽培を始めた2016年の晩秋に始めた露地栽培実験。20本ほどを集落の各地に植え替えた。
そのうち今、2019年の4月に生き残っているのが2本。風が直接当たらないビニールハウスの裏側、月桃の陰に隠れて育つもの。
3回目の冬も無事に超えた。今回は苗の先端部分は枯れず、この時期に旺盛な成長を見せている。果たしてこのカカオは、沖縄・やんばるの環境に慣れてきたのだろうか。そうだとしたら、素晴らしいこと。
まだ朝晩冷え込むことのあるこの時期に、新芽をグングン伸ばしている。過去2年では、成長を始めるのがなかなか遅かったのだが、今年は勢いが違う。カカオも冬を経験して、4月のこの時期に成長したほうが大きくなれると判断したのだろう。
朝晩の最低気温が15℃をきる、日中は35℃まで上がる。まあこれはビニールハウス内の話であるが、最低気温はビニールハウス内も露地もほぼ変わらない。日中はそこまで暑くならない22-25℃前後。それが良いのだろうか。
露地栽培が沖縄でできるというのは、ロマンを追いかけているようなもの。まずは生き残るかどうか・・・というレベルから、今年はどう成長するのか、それを見守りたい。
成長は、樹高が高くなるのではなく、幹回りが太くなること。どこまで行くのかそれが楽しみである。
ちなみに山間部で植えてある露地栽培のカカオ、最近見に行っていないなぁ。ハブも出るから、刈り払い機を持って見に行こう。きっと同じように成長しているはず。