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農家で働いて気付いたこと

インターンシップスタッフ紹介

みなさんこんにちは。インターン生の松岡です。

コロナウイルスで先の見えない日々が続いていますが、お元気でしょうか。

外食に行けないことも、オンラインでの作業が続く日々も、元からこういう生活!と前向きに考えてしまえば意外と大丈夫なものです。

第3回目となる今回は「有機農家で気づかされたこと」についてお話しさせていただきます。

今年に入ってから、アルバイトとしてセロリ・ビーツ・玉ねぎなどを無農薬で育てている有機農家さんで働いています。

なぜ農家でのアルバイトを選んだかというと、太陽の光を浴びながら働きたいと思ったからです。今までは大きなショッピングモールで働いていたため、太陽とは無縁の日々で気が滅入ることもありました。そんな時に農家の仕事を発見し、農業の知識ゼロで飛び込みました。

農家さん働くことは、今までにない体験で気づかされたことがたくさんあります。とれたて野菜のおいしさ、農薬を使わない安全性など…..。しかし、今回私が伝えたいことは「シェアの重要性」です。

「農家」と「シェア」は繋がるの? 疑問がわいている方も多いと思います。私がここで言うシェアは「共有する・分け合う」の2つの意味があります。

農家さんでは頻繁に野菜を頂きました。見た目が悪くてロスになってしまう野菜です。さらに、私が働いている農家さんだけでなく、お隣の農家さんが余った野菜を分けてくださることもありました。野菜だけでなく、作ったお料理や日用品を分けてくれることも。東京に住んでいた時はものは何でも「買う」ことでしか手に入れる方法がなかったので、私にとっては非日常の体験でした。

(頂く野菜たち)

さらに、農家さんでは休憩時間も共有します。個別に休憩するのではなく、みんなで机を囲んで、お菓子を食べたり、ご飯を食べて過ごす。自然と仕事以外の会話が膨らみ、家族のような雰囲気になる。私にとって、農家で働くことは仕事以上で、生活の一部となっています。

(お昼ご飯の様子・取れたビーツを使ったボルシチ)

コロナウイルスの影響で、物が無くなるのではないかという不安から買いだめをする動きあります。それは自分に必要なものが供給されなくなり、買えなくなるという心配があるからです。 「シェア」があることで、この心配は減ると思っています。自分の周りにあるものに目を向け、余っているものは分けて有効利用する。実際の血縁関係がなくても、近くにいる人同士で助け合う。必ずしもお金を払うやり取りでなくても、困りごとを解決することはできます。

(畑で取った雑草扱いのフーチバー)

私が理想とするのは、そのような身近にあるものを有効利用し、分け合い、助け合える暮らしです。農家さんでの経験は、私にそんな暮らしがあることを気付かせてくれました。今は外出も難しく、人と関わる機会が以前より少なくなっています。お家にこもっていることで、気がめいってしまう人も多いと思います。こんな時だからこそ、何を「シェア」することで、自分の周りの人、みなさんをハッピーにできるのか考えていきます!

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