沖縄の食材生産地紹介 店長ブログ
みなさん、こんにちは!
店長の美咲です。
沖縄にきて、もうすぐ3ヵ月。
生活や仕事にも慣れてきて、余裕がでてきたので、
お休みの日に、一人で伊江島でもいって
星を見て、ゆっくりしようかな~と思っていたら、
梅雨かと思うくらい大雨が降るという雨女ぶりを発揮しました。
しかも1日中。ひとまず、伊江島に行くのはまたの機会に。
次の日は、嬉しいことに晴れたので、よへなあじさい園へ行きました!
満開でとても綺麗でしたよ~!
さて、今回は「カラキ」のお話です。
インターンシップ生のなほちゃんが、
以前、「カラキ’s ストーリー」でまとめてくれているので、そちらも是非ご覧ください!
もう1ヵ月半ほど前のお話ですが、
私も一緒にカラキの生産者の美和子さんの畑を訪ねさせて頂きました。
美和子さんはカラキ葉のお茶やカラキハ飴を作っているKugani Kitchenの代表でもあります。
生産者をきちんと理解し、お客様に伝えるという事は、
オキナワカカオに入社してからやりたい事の1つだったので、
生産者を訪問して私が感じたこと、伝えたい事を
ブログという形で記録しておきたいと思います。
カラキとは、オキナワニッケイ(シナモン)の沖縄北部・やんばるでの呼び名。
鹿児島でもケセンと呼ばれ、生産されていますが、オキナワニッケイは固有種といわれています。
沖縄本島の中でも、そのほとんどが沖縄県北部(やんばる)で自生しているため、
中南部の方は知らない方がほとんどです。
クスノキ科の常緑樹で高さは10メートルほどになる植物ですが、
根っこは主根がなく、側根のみであるため、実はあまり風に強くないそうです。
倒れた状態からでも、それに合わせて、側根が成長し、
脇芽をだして、今も成長を続けている。
カカオの畑にも、自分の重さに耐えきれなくなって倒れてしまった木がありますが、
こちらも脇芽を出して、ぐんぐん成長しています。植物の生命力を感じますね。
カラキは葉っぱからも、やさしいシナモンの香りがします。
どこか懐かしいような、心が落ち着くような香り。
樹皮はかなりしっかりとシナモンが香り、昔は樹皮をかじっておやつにしていたとか。
カラキの葉の収穫時期は、10月から。
常緑樹であるため、1年中葉っぱがついているが、新芽が出ているときに
葉っぱを摘むと、味が落ちてしまうため、10月のみとなっています。
収穫時期や木の個体によってカラキの味が異なるため、商品として、
同じ味を出し続けることが、とても難しいそうです。
カカオと一緒です!!それを逆手にとって、違いを楽しめるような
コンテンツを作っていけるといいですね!
この生産者訪問を経て知った、美和子さんのカラキへの想いや生産現場を胸に刻み、製造・販売でお客様に伝えていきたいと思います。
オキナワカカオでは、丁寧に育てられたカラキの葉っぱを粉末状にし、チョコレートに混ぜています。ほんのりカラキが香り、とてもおいしいですよ!
オンラインショップでも販売しているので、チェックしてみて下さい。
お隣の山原工藝店ややんばるオンライン共同店では、カラキのチョコレートに加えて、カラキハノ飴も販売します!
そちらも併せて、チェックしてみてくださいね。