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地ビールならぬ「地チョコ」⁉

インターンシップ地域づくり

みなさんこんにちは!インターン生の松岡です。

沖縄は梅雨明けしたのに雷や雨の日々が続いています。

 

先日、学校の友人と話していてオキナワカカオについて言われた一言があります。

「オキナワカカオは沖縄でカカオ栽培をしているみたいだけど、小笠原もカカオ栽培をしていて、そっちはもう成功してるじゃん。なんで沖縄でもやろうとするの?」

 

友人は小笠原出身だったので、この一言には競争意識もあったのかもしれません。

 

現在日本で本格的なカカオ栽培を行っているのは、小笠原と沖縄です。

小笠原では「東京カカオ」さんがカカオ栽培を行い、収穫したカカオを使用したチョコレート販売も行っています。

さて、中には東京カカオさんを見て、乱暴に言えば「オキナワカカオは二番煎じでは?」と思う方もいらっしゃると思います。

(私もはじめ一瞬思いました。)

 

しかし社長・川合さんや店長・美咲さんのお話を聞き、私が思うに、なぜ沖縄でカカオ栽培を行うかと言うと…..

 

それは「地チョコ」をつくりたいからではないかと思います。

みなさん「地ビール」はご存じですか?

クラフトビールとも言いますね。地ビールは、大手のビール会社が製造するビールとは対照的に、小規模な地域のビール醸造会社が製造したビールのことです。そのため、地域ごとの特性を生かした様々な地ビールがあります。

オキナワカカオではその、チョコレート版を作り上げたいのです。

 

いま日本で多くの方がイメージするチョコレートは、外国からやってくるお菓子の印象だと思います。実際、流通しているチョコレートのカカオ豆はすべて外国産のものです。スーパーのチョコレートも「ガーナ」など外国の名前がついていますし、有名チョコレートメーカー「ゴディバ」はベルギー、「Lindt」はスイスの会社です。

 

オキナワカカオのチョコレートは「世界で一番おいしい!」「有名ブランドに勝る味!」と言われることを目指してはいません。(もちろん世界で一番おいしいと言われたらうれしいです。)

オキナワカカオのチョコレートを通して、やんばるに住む方たちには、自分の地域に誇りをより強く感じてほしい。自分の地域の魅力を再認識してほしい。やんばるにいらっしゃった方、オキナワカカオと偶然にも繋がった方には、やんばるの面白さ、製造する人々の思いをチョコと共に味わってほしいのです。

 

オキナワカカオは、そんな思いをカカオ栽培とチョコレート製造に託しています。

だからこそ、小笠原でカカオ栽培がもう成功していても、沖縄でもカカオ栽培を行っているんです。小笠原のチョコには小笠原の方々の思いが、沖縄のチョコには我々の思いが詰まっているんです。それを地チョコを通して味わってほしい!

将来的にはカカオの栽培方法が研究・確立されて、もっといろいろな地域の地チョコがひろまると面白いですね!そのためにも我々の目の前のカカオ栽培に取り組みます。

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