blog

地酒 やんばる酒造の泡盛「まるた」のチョコレートづくり 

地域づくり

地酒、やんばる酒造の泡盛まるたの酒蔵は、当社のすぐ近くにあります。

畑に行く途中にある酒蔵と直売所。

酒造りの日は朝から酒を蒸しあげる香りが漂い、活気あふれる場所で、地域の日常です。

お店で使うお水はやんばる酒造の仕込み水を使い、コーヒーやチョコレートドリンクにも入れています。

集落を流れる田嘉里川の上流部を水源とする集落自慢の水です。この水が、泡盛まるたのこだわりです。

この水を汲みに週に数回、酒蔵に伺います。やんばる酒造は新型コロナにより飲食店などの需要が激減し、生産調整をこの数ヶ月ほど続けていました。GW後に醸造を開始し、私もとても嬉しく思い、再開について工場長と久しぶりに話しました。

私 「泡盛の仕込みが始まりましたね。やっぱり酒造りをやっていると、米の香りがして、活気も出てとても良いですね。」

工場長 「でも緊急事態宣言が出ると、またストップだよ。酒を飲むなという宣言だからよ。」

・・・・・・・とても悲しい現実の言葉でした。

やんばる酒造は、それこそ集落の誇り、今までもこれからも中心的存在です。

やんばる酒造で醸したお酒の7割は地元やんばる(大宜味村、国頭村、東村)で消費されるほど、愛され私たちの生活の中にあるお酒です。

その作り手が、新型コロナを理由にしたこの国と沖縄県、自治体の政策によって蔑ろにされている。

コロナによる各種制限は、泡盛という地域文化を見殺しにしています。

地酒はその地域で長い歴史をかけて根付いた醸造技術と、その飲み方楽しみ方が生活として日常にあるものです。

そして、一度失ってしまうと、復活は極めて難しいのが、文化です。それが今、危機にある。

地域の一員として何をできないのか。

泡盛まるた祭り

泡盛・やんばる酒造を盛り上げる商品づくりを行い、「まるた」の美味しさを伝えること、それがまず自分たちにできることです。

そんな思いで作ったのが、まるたチョコレートの商品です。店頭と、オンラインストアで販売しています。

泡盛まるたのランゴ・オ・ショコラ

やんばるの日常酒、緑のボトルのまるた20度をたっぷりと味わうチョコレートケーキです。

しっとりとしたチョコレートのスポンジをまるたに浸し、その上にまるた20度をたっぷりと加えた生チョコレートを重ねました。

やんばるの夜に訪れる身近な方々との晩酌を楽しむように、まるた薫るチョコレートケーキをお楽しみいただけます。

ご注文はこちらから。

まるたシークヮーサートリュフ

大宜味村内でもプレミア品として名高いがじまんろーさんの完熟シークヮーサーのピールを泡盛まるた30度に漬け込み、シークヮーサーの香りをたっぷりと吸った泡盛を使ったトリュフチョコレートです。

リキュールのような風味がとろけるチョコレートから口の中に広がり、格調高い香りを楽しむことができます。

一粒一粒が大きく、ちょっとずつ切り分けてお召し上がりいただけます。独り占めしてもいいですし、大切な方と分け合うのもおすすめですよ。

ご注文はこちらから。

まるたシークヮーサーブラウニー

泡盛まるたに漬け込んだシークヮーサーピールをたっぷりと生地に練り込んで焼き上げたブラウニー。

泡盛のほのかな香りと、シークヮーサーピールが口いっぱいに広がり、手が止まらなくなるほど、おいしいブラウニーです。

ご注文はこちらから。

 

定番の板チョコ「泡盛まるた」ボンボンショコラのアソートには17年古酒「大山原」を使用した泡盛マンゴーなど、これまでも泡盛まるたを味わうチョコレートを作って参りました。

やんばる酒造も、泡盛も、この地域の、沖縄の大切な日常であり、後世に残したい宝です。

日常を守ることは後世につながること

泡盛を代表として、お酒は日本の風土が織りなす地域文化です。獺祭で有名な山口県の酒蔵「旭酒造」が日経新聞に全面意見広告を出し、ローカル経済の重要性を語っておられました。

意見広告の内容はこちら。

私たちが主軸に置くローカル経済をどう持続させるのか、コロナにより停止するだけが脳ではありません。

地域行政に対し、沖縄県に対し、この危機的状況を伝えること、それも必要です。

なかなか自分たちから、「この状況はおかしい!」と声を上げることは難しいです。

しかしそれを知っている人であれば、声を上げることができます。伝えることができます。

日本の地域文化、酒が今危機的な状況にある。

それを肌で感じています。先物買いでも、ギフトでも、なんでも良いです。地酒を買っていただきたいです。やんばる酒造のオンラインショップがあります。ぜひ覗いてみてくださいね。

https://takazato-maruta.com/

そして県外への移動と観光客の来県を制限し、県民に自粛をお願いするだけの国、県知事、政治家、行政。いろいろなことを放置した結果、この無責任な状況になっています。

私たち市民のレベルが、国のレベル、地域のレベルです。色々な考えの違いがあるからこそ、自分の考えを声に出し、発信し、意見も聞き、これからをつくっていきたいです。

top
bnr_onlinestore