その他チョコレートものづくり 店長ブログ
こんにちは!店長の美咲です。
9月より、デザイン型人材育成プログラムという研修に参加しています。
この研修は、デザイン(design)の視点からクリエイティブなビジネスをデザイン(DESIGN)していくことを、事例を通して学び、考えていく研修です。
この研修を通して、オキナワカカオや自分自身が直面している課題を明確に理解し、解決していく過程を学び、ビジネスモデルの構築スキルを身に付けることを目指します。特に、商品の魅力を伝えるプロモーションスキルを身に付け、お客様の心に届く発信をしていきたいと思っています。
研修で学んだことの理解度を高めるためにも、ブログで学びや考えをアウトプットしていきます。
第一回は、「コンセプトとは何か?」というテーマで永田宙郷さん(TIMELESS)の講義でした。
会社におけるコンセプトとは?
あるフェーズにおいて、好循環・高循環を実現するための
思考・表現・結果を生み出すための「一貫した問い」
商品を開発していく上で、最も重要な指針となるものです。
これによって、関わる人が同じ方向を向いて進んでいきます。
会社の目指すところ(ヴィジョン)に向けて、今現在やるべきことがコンセプトであり、
会社の成長フェーズによって変化していくことになります。
みなさんは、お仕事をする上でコンセプトを意識していますか?
私自身は、あまり意識を向けられていなかったです。
OKINAWA CACAOにおいてのヴィジョンは、
「人づくり、地域づくり、カカオづくりを通して、
自主自立の地域づくりに貢献する」
ということです。
それに対して、コンセプトは、
「カカオを通して人と人との交流、笑顔を生み出していく」
改めて、こうやって考えてみると、コンセプトという認識ではありませんでしたが、
常に意識しながらできていました!
私が商品開発したり、製造・販売の際に常に意識している事は、
「やんばるという地域の魅力が、商品を通して伝えられているか?」
ということです。
私の中でのコンセプトは常にここにあり、それが、生産者さんやお客様との交流、そして笑顔につながっていけばいいなと思います。
研修の中で最も印象的だったのが
「商品はラブレター。宛先のないラブレターは届かない」
という宙郷さんの言葉です。
宙郷さんは、デザインをする際に、ターゲットを絞ることから始めるそうです。
マーケットリサーチをして、ファクトを集めて、コンセプトを作っていく。
リサーチの時点で“誰に”届けるかということを意識しているそうです。
OKINAWA CACAOでは、
時期によって移り変わっていく素材を使用しているため、
その時にある食材を最大限生かせるよう、商品を開発していく。
ターゲットを絞らず、私たちの想いを感じてくれる人たちに届いてほしいと思い、
商品を作っています。振り返っていて気づいたのですが、
「私たちの想いを感じてくれる人たち」
これが、私たちにとってのターゲットであると思います。
商品の味からだけでなく、パッケージなどの見た目のデザインなどからも
私たちの想いが伝わるような、
宛先を意識したラブレター(商品)をつくっていきたいと思います。
それぞれの商品に、生産者の想いや商品ができるまでのストーリーがあるので、
店舗でも是非聞いていただけると幸いです!