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店長ウガンダ滞在記#8 コンテナ出荷

インターンシップ

こんにちは!店長の美咲です。

カカオの最後の工程は、袋詰めと出荷。
偶然にもコンテナ出荷のタイミングだったので、
その流れの一部をみさせていただきました!

出荷準備

ファームの方では、サックに入ったカカオの最終チェックを行い、
サックを手作業で縫い合わせて、タグをつけていきます。
サックそれぞれがいつの発酵で、どのキューブなのか、何かあったときに
しっかりトレーサビリティが取れるようにチェックしていました。

サックの縫い付け作業

カンパラのオフィスでは、ピーリングカカオのUV殺菌、真空包装、
段ボールへの梱包が行われます
スタッフもダブルチェックを怠らず、ひとつひとつ確認作業をして、
トラックへの積み込み。みんなでバケツリレーで運び込こまれたカカオは、
カンパラのコンテナヤードに運び込まれます。

コンテナのドレッシング

コンテナヤードにつくと、使用するコンテナが用意されていました!
(アレンジメントで何回も何回も連絡して、初めて事前に用意してくれます)
長い船旅に耐えられるようにコンテナは、段ボールで内部をドレッシング。
しっかりと隙間なく段ボールで囲ったら、防湿剤をいれて、湿気対策をします。
そのあとに、荷物を詰めていきます。
最終チェックで、すべての商品があるかどうかを確認して、
移動中にコンテナ内で商品が動かないように配置していきます。
詰め終わったら、出荷準備完了!ここから先は、輸送会社にお任せします。
もちろん商品に対する保険なども含めて、輸送会社にお支払いしています。

ドレッシングされたコンテナと商品

コンテナヤードには、たくさんのコンテナがあり、
日本車が輸入されてはいってきている様子もみれました。
ウガンダは内陸国なので、輸出のためには港のあるケニアのモンバサまで
約1000kmをトラックで運んでいく必要があります。
コンテナを船に積んで、運ぶより、この陸路の方がお金がかかるそう。
出荷されてから、輸出先へ到着するのは早くても1ヵ月半後。
3ヵ月かかると想定して、事前に準備をするそうです。

コンテナヤード!

書類集め

輸出するには、コンテナでも空輸でも書類集めから。
・事前に商品を確認してもらい、植物検疫の証明書を発行してもらう
・輸出のライセンスを取得する
・税務局で税関書類の作成をする
↑ウガンダ人の字が汚すぎるので、複写の紙はタイプライターで(笑)
タイプライターを使える人を探すのも大変で、見つけたと思ったら、
おじいちゃんで一文字ずつ口頭で伝えながら入力してもらうような状況。
こういうのも楽しめないとウガンダではやっていけないみたいです(笑)
輸出のたびにこれをやっていると思うとすごい…!
日本でもアナログだなあと感じることは多々ありますが、桁違いにアナログでした(笑)

タイプライターで入力している様子

めったにないコンテナ出荷をタイミングよく見させていただき、
輸出の流れがわかり、とても勉強になりました!
農家さんから、加工の様子までみたカカオ豆が旅立っていくと思うと感慨深い。
今回出荷した豆は日本向けで、おそらく次のバレンタインの商品は
このカカオ豆を使っているはず!使うのが今から楽しみです。

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