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店長ウガンダ滞在記#9 ローカカオ

インターンシップチョコレート

こんにちは!店長の美咲です。
今回は、今、一気に需要が増えてきているというFarm of Africaさんのローカカオについて!
毎日、カンパラと農園の2か所体制でローカカオの殻剥きに取り組んでいます。

ローカカオ

通常、カカオ豆は焙煎(ロースト)してから、皮むきをしてチョコレートに加工していきます。
ローカカオはローストする前の状態(発酵、乾燥まで終えた状態)のカカオ豆です。
ローストすることで、水分が飛んで殻とカカオがはがれやすくなるのですが、
ローカカオはローストしていないので、殻はとてもはがれにくいです。
それを1つ1つナイフを使って手作業で剥いていく。
1日8時間ほど剥き続けるのですが、1人で剥ける量は1日で1㎏程度。
その中で、剥く際に傷がはいってしまったものは、Brokenでニブとして、
綺麗に剥けたものだけがローカカオ(ホール)として販売されます。
OKINAWA CACAOでもローカカオにはとてもお世話になっています。

殻剥き作業の様子

ローストしていても、殻とカカオの実を分離させる作業はとても大変。
(私はチョコレート作る過程で一番避けたい作業です(笑))
それを1つ1つ手作業で剥くとなると相当大変だなと思いつつ、
私たちもローカカオにはとてもお世話になっているので、
実際に皮むき作業をやらせてもらいました!

殻剥き作業の体験

まずは、衛生管理はしっかりと。ユニフォームにマスク、バンダナをつけて、
手洗い、消毒をしてスタートです。
ナイフで、カカオ豆を一粒ずつむいていきます。
みんな、慣れた手つきでやっているのをみていたので、出来るかなと思っていましたが、
やってみるととても難しい!カカオ豆が小さいので、豆を持っている左手も痛いし、
カカオにへばりつく殻を削るのも意外と力がいる。
勢いよくいくと、カカオに傷がいってしまうので、丁寧に少しずつ削りながら。
みんなの1/3くらいのスピードですが、2時間ほどで手がつりそうになりました。
この作業を毎日、何時間もやっていて、
スタッフにはリスペクトと感謝の念でいっぱいです。

体験したときの様子

ほんとに細かい傷でもBrokenになってしまうのですが、
素人目にはほとんどわからないレベルでした!この細かい管理と徹底!
さすがです…!

殻剥きを終えたカカオ

殻剥きでの発見!
生豆の状態だとハスク(殻)とカカオの比率でいうと1:9ほど!
ローストでカカオ内の水分が飛んでいる影響が大きいとは思いますが、
OKINAWA CACAOでは、3:7くらいの感覚で分離させていたので、
細かいカカオが結構飛んで行っていたという発見がありました。
とはいっても、当店の場合はハスクも畑の肥やしとして
カカオに還っていくので循環しています!

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