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海外マーケティング研修の記録#2

その他

こんにちは!店長の美咲です。

私は、8月から沖縄貿易協会主催の海外マーケティング研修に参加しています!
(前回のレポートはこちらから)

第3回からは、クリエイター(主にデザイナー)の方と顔合わせをしました。
20名近いクリエイターの方と出会う機会はなかなかなく、
自己紹介を聞いているだけでワクワクしました。
この研修でのつながりを生かして、面白い取り組みをしていきたいと思います!

チームづくりの大切さ

第3回では、アクセンチュア(株)の小栗さんから海外輸出について
具体的な取り組み事例などをうかがいながら、チームづくりの大切さを教わりました。

海外輸出となると、言語、輸出に関する法律、輸送など様々な大きな壁があります。
実際にウガンダでも輸出の際の手続きなど、一部をみさせていただきましたが、
書類関係だけでもとても複雑で、1つでも抜けがあると出荷できなかったり、
どこかで物流が止まってしまったりと重大な問題につながります。

また、少量単一種の商材だと受け入れられない場合や生産量が多くない場合でも、
複数種類を組み合わせることで輸出が可能になる場合もよくあるそうです。

だからこそ、メーカーと商社や現地のバイヤー、輸出のサポートをしてくれる会社、
行政、デザイナーも含めて、チームをつくり、取り組んでいくことが重要になります。
OKINAWA CACOも社内だけでは、リソースが足りない部分も
外部と交流し、協力することで、いろいろな事に挑戦できています。
輸出に関しても、外部との関わりを大切にチーム作りをして、挑戦しきたいと思います。

世界中どこかには適した市場は必ずある

第4回の研修では、ブランドスケープの井上さんから、
「どうやって楽に取引先をみつけるか?」ということを実例を交えて教わりました。

「適した場所、適した人を選べば、必ず商談は決まる」
まずは、自社のターゲットはどういった層なのか、しっかりと現状を理解し、
ターゲットの傾向を正しく理解することで商談の成功率があがる。
逆に、間違った場所、間違った人に会うといつまでも商談が決まらない。

このターゲットの分類として、研修では「イノベーター理論」を用いました。
イノベーター理論とは、消費者を価値観や行動によって5つのタイプに分類し、
新しい商品やサービスが市場に普及していく流れを分析した理論のこと。

・イノベーター(2.5%):
常に最新の情報をチェックしていて、新しい商品やサービスに対して興味をもつ
・アーリーアダプター(13.5%):
トレンドに敏感。新しさに加えて、メリットや価格も考慮する。インフルエンサーなどはここにあたる
・アーリーマジョリティ(34%):
新しい商品やサービスに興味はあるが、購入に関しては慎重。
・レイトマジョリティ(34%):
新しい商品やサービスには懐疑的で、世間に浸透しているとわかると購入する。
・ラガード(16%)
新しい商品やサービスには全く興味がない、伝統的、文化的といった位置づけになると採用する

世間に浸透していくほど利益率は下がるが、ラガードに対しては利益率はあがる。
アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間にはキャズムと呼ばれるギャップがあり、
ここを超えるためには、商品の供給量など含めて大きなステップとなる。

イノベーター理論に基づいて、OKINAWA CACAOのターゲットについて考えました。
Bean to Barチョコレートでいうと、明治のThe chocolateをはじめとし、
スーパーマーケットでも少しずつ手に入るようになってきました。
→キャズムを超え始めている?
その中でもクラフトチョコレート(人の手で作っていくチョコレート)、
さらに沖縄の素材を混ぜ込んだチョコレートとなると、
ターゲットは、イノベーターやアーリーアダプターの層となります。

ターゲットがイノベーターやアーリーアダプターとなった場合、
商品を伝えるためには、SNSや動画を通して、共感を届けることがとても有効だそう。
OKINAWA CACAOの商品がどんな場所で、誰と、どんなふうに食べられているのか、
そんなことを想像しながら、そのイメージを共有する。
あるいは、生産者さんがどのような想いで農産物を作り、
私たちがどのような想いで加工を行っているのかを伝える。
今までもやってきたことではありますが、改めて自分たちの商品について
よく考え、みなさんにお伝えしていきたいなとおもいます。

生産者さんの動画をとったり、加工、チョコレート製造の様子も
動画でまとめてみたりしたいなと思っております!

次回は、いよいよ台湾での海外研修!しっかり観察し、
たくさんのことを吸収してきます!

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