沖縄県商工会連合会が主催する、特産品コンテストに
「OKINAWA CACAO Bean to bar 10年目の約束」
を出品しました。
これは、2016年に栽培をスタートし、沖縄の新しい可能性としてカカオを産地化し、沖縄のカカオとさとうきびから作る砂糖を原材料とし、全て沖縄県産の素材で生み出した「沖縄県産カカオのチョコレート」です。

特産品コンテストでは、毎年1アイテムが県知事賞として表彰され、沖縄県内への認知向上へつながる可能性のある機会です。毎年10月最終週に開催される沖縄県産業まつり「ありんくりん市」で表彰され、沖縄県産カカオのチョコレートができたら必ず出品したい、そして沖縄の可能性を県のみなさんと共有したい!そう願ってきました。
10年かけて創り上げたこのチョコレートで、沖縄の可能性と魅力を表現し、県外、海外へ発信し、地域を盛り上げたいと考えていました。
しかし結果は、一次審査で落選。。。。。
非常に残念極まりない結果となりました。
この結果を受け、沖縄県は新しい可能性を生み出したことを評価しないのかと、正直なところ、大変残念に思いました。
せめて一次審査は通過して、二次審査のプレゼンで落ちるならば諦めもつきますが、最初の関門も通過できないとは。。。私たちのやってきたことは、沖縄県や、当社も会員になっている商工会には評価されないのかな。
審査員のコメント 商工会からのフィードバックより
選考状況と評価された点:
商品は、上位にランクインする非常に高い評価を受けており、審査員からも「とても美味しかった」と味について絶賛の声が上がっておりました。
落選理由:
1次審査を通過した他の商品と比較した際、コスト面・品質面・パッケージデザインといった総合的なバランスにおいて、わずかな差で今回は他商品が上回る形となりました。
審査員からのアドバイス:
「現在の価格帯で展開するのであれば、パッケージに希少性を打ち出したデザインを採用するなど、商品の価値をさらに魅せる工夫が必要である」との意見が上がっておりました。
とのことです。こんなに高い評価なのに、通過しないというのは、なぜなのでしょうか。
3000円という価格とサイズのバランスが悪いのかな?
では審査基準は何なのか、それを確認したところ、下記の通りでした。
【審査基準】
- 地域資源の活用(素材特性と活用方法)
地域資源を活用し素材特性を十分に活かしているか。
- 品質 食品(味覚、風味、機能等)非食品(機能、安全性等)
商品の品質(味覚や風味、機能性等)は優れているか
- 消費者ニーズとのマッチング(必要性・期待感・価格含む)
消費者ニーズを十分に捉えているか。
- 商品力(アイデア、デザイン、包装、ネーミング等)
商品のオリジナリティー及び包装デザインはどうか。商品のネーミングについて、消費者に好印象を与えるものか。
- 将来性(コンセプト、ストーリー、目新しさ)
商品に目新しさがあるかどうか。また商品コンセプトにストーリーがあり、今後期待がもてるか。
※上記審査項目等を基準に審査委員が評価を行い、評価ウェイトを乗じて算出された評価点を基に選定を行う。
上記を何度も読み直しましたが、バッチリ当てはまっているのは疑いようもないと感じています。
他の出品も素晴らしいことは重々承知していますが、当社はこの出品に10年かけて準備をして、ブランドも作ってきたのですが、一次審査も通過しない、そうなるのか。
今回感じたのは、商品力だけでなく、ある意味、人とのつながりや、政治力的なものも大事なのだなと思いました。
大宜味村商工会からの出品でしたが、担当者ともう少し密にやり取りをして、商品や想いを共有して、商工会から強い後押しをもらうことができたら、違う準備をして違った結果になったのかも。
ああ、私の努力不足、力不足、行動力不足、発信力不足、総じて準備不足ですね。
これに挫けず、これからも沖縄の可能性、地域の魅力、そして OKINAWA CACAOを見守り続け、お召し上がりいただくお客様に喜んでいただけるものづくりと、サービスを提供し続けます!
毎年より良いものを届けられるよう、成長していきます!!
頑張るぞ!!!
特産品コンテスト エントリー内容
開発の経緯と狙い
OKINAWA CACAOは、持続可能な地域づくりを目指し、2016年の創業時から「沖縄素材を活用したBean to Barチョコレートづくり」と「沖縄でのカカオ栽培」を事業の二本柱として取り組んできました。
私たちは、カカオだけで地域の価値を生み出せるとは考えていません。これまで沖縄の果物やハーブ、泡盛、砂糖など、地域の生産者が育んできた多様な素材とカカオを組み合わせることで、新たなチョコレートの価値づくりに挑戦してきました。その一方で、沖縄でカカオ栽培が実現できれば、県産素材のみでチョコレートをつくることが可能となり、沖縄の農業やものづくりの可能性をさらに広げられると考え、自社農場での栽培にも取り組んできました。
「OKINAWA CACAO Bean to Bar 10年目の約束」は、その構想から10年を経て、自社農場で栽培した大宜味村産カカオ豆と沖縄産和三盆糖のみで製造したチョコレートです。創業当初から描いてきた未来をかたちにした商品であり、沖縄の素材を活かしたチョコレートづくりと、沖縄産カカオの可能性を示す象徴的な一枚です。
本商品を通じて、チョコレートという身近な食品から沖縄の新たな価値を国内外へ発信し、地域産業のさらなる発展につなげていくことを目指しています。
開発で苦労した点
本商品の開発では、沖縄でのカカオ栽培と、そのカカオをチョコレートへ加工する技術づくりの両方に取り組みました。しかし振り返ると、最も大きな課題は技術そのものではなく、事業を継続することだったと感じています。
2016年の創業時より、私たちは沖縄素材を活用したBean to Barチョコレートづくりと、沖縄でのカカオ栽培を事業の二本柱として進めてきました。カカオ栽培については国内に参考事例がほとんどなく、何が正解か分からない状態からのスタートでしたが、植物は生き続ければ必ず花を咲かせ実をつけると信じ、まずは栽培を継続することを大切にしました。約2,000粒の種を播き、試行錯誤を重ねながら育成した結果、2021年に初収穫を迎えることができました。
一方で、栽培だけでは事業を継続することはできません。沖縄の果物やハーブ、泡盛、砂糖などの地域素材とカカオを組み合わせたチョコレートづくりを続け、技術の向上、ブランドづくり、販路開拓にも取り組みました。また、成長していくカカオ畑の様子や挑戦の過程を発信することで、多くのお客様に応援していただける関係を築いてきました。
収穫後は少量発酵の技術開発に取り組み、発酵、焙煎、チョコレート製造、評価を繰り返しながら品質向上を図りました。こうした栽培、製造、販売を一体的に継続してきたことで、沖縄産カカオ栽培の技術と発酵ノウハウ、そして沖縄ならではのチョコレートブランドが育まれました。「10年目の約束」は、その10年間の挑戦と継続の集大成として生まれた商品です。
商品ネーミングの経緯
「10年目の約束」という商品名は、創業当初からOKINAWA CACAOの歩みを見守り続けてきた、同じ大宜味村田嘉里集落に暮らすデザイナーとの対話から生まれました。
私たちは2016年の創業時から、沖縄素材を活用したBean to Barチョコレートづくりと、沖縄でのカカオ栽培を二本柱として取り組んできました。沖縄産カカオのチョコレートは、いつ実現できるか分からない挑戦でしたが、「できた時が本当のスタート」という思いで続けてきました。そして栽培開始から10年目に、自社農場産カカオによる初の板チョコレートを商品化することができました。
この商品名には、10年間の積み重ねへの感謝と、これまで関わってくださった家族、友人、地域の方々、お客様、お取引先、そしてカカオへの想いが込められています。また、沖縄産カカオの栽培と、沖縄素材を活かしたものづくりをこれからも続け、沖縄の魅力を伝えていくという決意も表しています。
「10年目の約束」は、支えてくださった皆様への感謝と、次の10年へ向けた新たな約束を形にしたチョコレートです。
顧客ターゲット
本商品の第一のターゲットは、これまでOKINAWA CACAOの取り組みを見守り、応援してくださった方々です。私たちは2016年の創業以来、沖縄素材を活用したBean to Barチョコレートづくりと沖縄でのカカオ栽培に取り組んできました。その過程で出会ったお客様、お取引先、地域の方々、家族や友人はもちろん、県外や海外から活動を応援してくださった方々に、まずは「できました」と伝えたい商品です。
また、活動を続ける中で、沖縄在住の方や沖縄出身の方々から、「沖縄の可能性を感じる」「誇りに思う」「多くの人に伝えたい」といった温かい言葉をいただいてきました。本商品は、そのような応援への感謝を形にした商品でもあります。
次に、チョコレートを通して地域の可能性や新しいものづくりに関心を持つ方々です。沖縄でカカオが育ち、チョコレートになるという挑戦に興味を持ち、その味わいや背景に価値を感じてくださる方を想定しています。
さらに、亜熱帯沖縄の自然や文化、新たな産業づくりに共感し、その物語を楽しんでいただける方々へ届けたいと考えています。これまで出会った方々とのつながりを起点に、共感の輪が県内外、そして海外へ広がっていくことを目指しています。
商品PR
OKINAWA CACAOは、チョコレートを通して沖縄の魅力と可能性を世界へ伝えることを目指しています。私たちは、限られた土地や人口、資源の中でも、地域の自然や文化、人とのつながりを見つめ直し、自ら価値を再発見し育てることで、新しい仕事や産業を生み出せると信じて活動してきました。
「10年目の約束」は、その挑戦の象徴となる商品です。2016年に始めた沖縄でのカカオ栽培とBean to Barチョコレートづくりを続ける中で、多くの方々に支えられながら、自社農場産カカオによる初めての板チョコレートとして誕生しました。10年間の積み重ねの集大成であると同時に、ここから新たな挑戦が始まる出発点でもあります。
チョコレートは、世代や国籍を超えて人と人をつなぐ食べ物です。私たちはこの一枚を通して、沖縄に興味を持ち、沖縄を好きになり、地域を応援してくれる人を国内外へ広げていきたいと考えています。そして、そのつながりが担い手を育み、新たな仕事や産業を生み出し、地域の誇りへとつながっていく。そんな未来をつくり続けることが、私たちの挑戦であり約束です。