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人生を変えた「山」での体験

インターンシップスタッフ紹介

こんにちは!インターン生の松岡です。

コロナウイルスの影響であまり外出ができない日々が続いていますが、皆さんどのようにお過ごしでしょうか?
私は朝の人気が少ない時間帯に、近くの畑や公園を散歩して、野草やお花を摘んで天ぷらにしたりジャムにしたり、リフレッシュしながら料理をお家で楽しんでいます。

さて、第2回目となる今回は、私の人生のキーワードである「」についてお話しさせていただきます。

大学入学を機に沖縄にやってきた私。試練は入学後から2か月後の5月にやってきました。
車を持っておらず、遠出ができなかったため、大学とサークルを往復する日々。単調なルーティーンの毎日が続き、自分が何をしたいのかわからなくなってしまいました。
「授業も面白く感じないし、サークルもまぁまぁ、ここにいる意味って何だろう。大学辞めようかな…。」と考える日々。しかしここから転機が訪れます。

私「大学をやめようかと思っています」
母「いいんじゃない?帰ってきてこっちで働いたら?」

私「大学やめる人って結構いるんですか?」
カウンセラー「結構いますよ」

周囲の人に相談すると、みんなあっけらかんと大学をやめることを止めませんでした。
ですが、そういわれるとやめたくなくなってくるアマノジャクな私。
「実家に帰るのも悔しいし、大学をやめてしまうのも安易かも!よし、休学してどこかで住み込みで働いてみよう!」情熱を感じたら即行動。住み込みのアルバイトを探し、高校生の時登山部に所属していた私が選んだものは標高3000mに近い場所にある「山小屋」での仕事でした。

(高校生・登山部時代)

そんな山小屋での生活は、私の「当たり前」を一変させるものでした。
標高が高く人里から登山で2日かかる山小屋では、携帯の電波は届かず、食べ物はヘリコプターで運ぶため何でもは手に入らず、電気も自家発電でした。さらに悪天候になれば、食べ物の供給が無くなったり、そもそもお客さん(登山客)が来なくなりますし、小屋は雨漏りするわ揺れるわ、身を守る生活でした。

(山小屋・街の明かりは届きません)

しかし、不便さが逆に良さであったと感じています。私にとってはこの不便さが大きな魅力でした。
携帯を見ることがなく、お客さんや従業員同士のコミュニケーションは密になり、本当の家族のようになる。一つのものをとても大切にする。また自然に左右さる晴耕雨読的な生活は、私たちはあくまで自然の中で生かされており、支配している存在ではないのだと実感させられました。山の中では自然に逆らうことは結果的な死を意味します。山の中での生活は、私の人生観に大きく影響しています。

(山小屋からの朝日)

現在のコロナウイルスでも同じことを考えさせられます。もしかすると長い地球から見ればこのようなことは当たり前、でもその時間の中の一瞬しか私たちは生きることができません。どのように壮大な自然に順応し生きていくか、「当たり前」だと思っていた常識を変えなければならない機会なのではないでしょうか。

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